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1.セザール・フランク:交響曲ニ短調 2.ヨハネス・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 1.1945年1月28or29日録音 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ムジークフェライン ライヴ録音 米VOX(PL-7230) 2.1948年3月22,23,25日録音 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 キングスウェイ・ホール スタジオ録音 英DECCA(LXT2586) |
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亡命前夜のライヴ録音。第二次大戦末期の1945年1月末、ウィーンでのあの言語を絶する熱演。間違いなくフルトヴェングラーのもっとも記憶に残る演奏五指に入るであろう、フランクの「ニ短調」を米VOX盤より復刻。音質に関していうならば本CDの音源になったLP(PL-7230) がもっとも優れているといえるだろう。 英DECCA盤よりロンドン・フィルとのブラームス「第2」を。1951年6月にフルトヴェングラーの初のLPとしてLXT2586の番号で登場したが、本CDはその初出盤からの復刻。ブラームスの「第2」は4曲の交響曲中唯一明るい牧歌的な雰囲気に満ちた曲で、戦争直後のフルトヴェングラーの心情にもっとも相応しいものとして巨匠の意志でプログラムに積極的に加えたのではないだろうか。新しい時代の到来を巨匠がどのような感慨で迎えたかを汲み取るものとして接したい。 |
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