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グラナドス:アンダルーサ フランクール:ラルゴとアレグロ スコット:アニー・ローリィ 多 忠亮:宵待草 ムーア:夏の名残りのバラ 端唄:春雨 サン=サーンス:白鳥 バッハ:アリオーソ(カンタータ 156番より) ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ オードウェイ:旅愁 山田耕筰:今様 グラナドス:ゴエスカス、間奏曲 滝廉太郎:荒城の月 ヘイズ:故郷の廃家 成田為三:浜辺の歌 杉山長谷夫:出船 モーリス・マレシャル(Vc)/シャピロ、エルバン(P) |
2度の来日のおり、1935年と1937年に吹き込まれた全16曲の盛り沢山のアルバム。そのどれもがしみじみとした秀作ばかり。ストレートメロディーをほとんどくずさずに実に心のこもった情感溢れる演奏だ。全盛が戦前のため、今や少数のファンに支えられているマレシャルだが、磨き抜かれた表現、上品でさりげないポルタメントに癒される。今世紀における最も偉大なフランス人・チェリストの貴重な記録である。 |