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ドヴォルジャーク:ヴァイオリン協奏曲 Op.53 フェレンツ・フリッチャイ(指揮)/ベルリン・リアス交響楽団 ラヴェル:ハバネラ形式による小品/フォーレの名による子守歌 ジャン・アントニエッティ(Pf) ミョー:イパネマ ジャン・アントニエッティ(Pf) |
並外れたヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィの感性を体験するには、この1953年6月10日に録音されたドヴォルジャークのコンチェルトを聴くことだ。この曲のレコードは、オイストラフ、スターン、スーク、パイネマンなどの名演があるが、この作品の最も完全なレコードはマルツィのものである。これを超えるものは、プルジホダだけだと、ハルトナックは語っている。特に、第2楽章でのメロディーの歌わせ方は例のない美しさで、聴き手の心の弦を震わせる。アンコール・ピースの3曲も豊かなニュアンスとセンシティブを極めている。 |