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ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「エロイカ」 1947/11/10〜12、17録音 D.B.S.9296-9302[2VH7068-1,69-1,70-4,73-2,74-2,75-2,76-1.77-1,78-1,79-2,80-1,81-1,82-4] ウィーン・フィルハーモニー ムジークフェラインザール |
1947年5月、連合国により再三にわたり延期されていたビザがおり、根拠地ベルリンにて指揮の活動を再開した直後、10月から12月にわたりミュンヘン、オーストリア、スウェーデンを巡る演奏旅行に出かける。この「エロイカ」(GDWF-2003)と「ブラームス交響曲第1番」(GDWF-2004)の録音は、その旅行中の11月10日から20日の間にウィーン・フィルとムジークフェラインザールにて行われた。ラジオ放送のための演奏会録音とは異なり、このスタジオ録音はフルトヴェングラー自身が自分の仕事を後世にまで遺るよう行った録音である。だからこそ、この演奏は「永遠の生命」を持っているのだ。またこのCDの特徴は、SPの5面目(2楽章冒頭部)を普及の復刻盤に使用されている再テイク[2VH7074-5]ではなく、 [2VH7074-2]のオリジナル・テイクを使用した、たいへん貴重な復刻である。 |